手形割引の日栄倉庫株式会社

博多祇園山笠 2024

博多祇園山笠の季節がやってきました。

博多の熱い夏の始まりです

 

商人によって栄えた博多の街を少しで

も支えたい一心で毎年協賛させていた

だいております。

 

今年の奉納神事が無事に奉納される事

をお祈り申し上げます。

 

 

 

融通手形とは?

融通手形には様々なケースがありますが、例えば資金繰りに困った企業どうしが、実際の商取引がないにも拘わらず、お互いに手形の名宛人を相手企業にして手形を振り出し、受け取った企業がそれぞれ銀行や手形割引業者で割引し資金を作る手形のことです。

対して商品やサービスなどの対価の支払い手段として振り出される手形は商業手形です。

弊社が手形割引をお引き受けするのは商業手形であり、融通手形ではありません。

最近はあまり見なくなりましたが、融通手形の疑いが非常に高いご依頼がありましたので投稿しました。

融通手形は、もともと資金的に余裕がない企業が振り出すため、非常に不渡りになりやすいものであり、片方の企業が不渡りを出すと、もう一方の企業も割引している手形の買い戻しと自社が振り出した手形決済もしなければならず、連鎖倒産の可能性が高まる危険行為です。

コンプライアンスに抵触するだけでなく、相手企業も巻き込んだ資金トラブルにもなりますし、最初は上手く手形決済ができていても将来的には破綻してしまう可能性が高まります。ですので、このような行為は絶対にやってはならないことです。

富山銀行 手形・小切手の電子化に向けた取組

昨年10月に三菱UFJ銀行みずほ銀行が2024年1月より新規の当座預金口座開設者を対象に紙の手形・小切手の発行を停止すると発表しておりましたが、地方銀行の富山銀行も今年7月1日より当座預金の新規口座開設の受付停止を発表しております。背景としまして政府は手形・小切手を2026年をメドに全廃を目指しており、先ずはメガバンクその後に地方銀行、さらにその下とこういった動きが今後ますます加速して行くものと思われます。

2026年まで残り1年半となりましたが、当社のでんさい割引額は紙の手形と比較してまだまだ少なく3割を超えておりません。ここ1年位で普及率が急激に高まるのではないかと思います。

 

現金回収といっても

既存のお客様からご相談を受けました。

これまでは、月末締めの翌月末に90日サイトの紙の手形を集金され、その後に弊社で手形割引していただいておりました。

手形を振り出している企業様から、支払変更のご案内が届き、現金で受け取るか、でんさい(電子記録債権)で受け取るか選択できるとの事らしいのですが、、、

お客様は、でんさいを難しいものと考えていらっしゃったご様子で、現金を選択しようと考えていたところ、現金回収も月末締めの翌月末から90日後の現金振り込みとなっており、

「それまでの期間、お金を立て替えている状態みたいなので、資金繰りが正直キツイ。」と。「でんさいを受け取って、弊社で割引できますよ。」とお伝えしたら安心していらっしゃいました。

でんさいを日栄倉庫㈱で割引できる事をご存じないお客様も少なからずいらっしゃると思いますが、初めてのでんさい(電子記録債権)でもお気軽にお問い合わせいただければ、でんさい割引の手順も含めて、丁寧に説明させていただきますので、安心してお問い合わせください。

帝国データバンクのセミナーに参加して

この前、帝国データバンクのTDB経営セミナーに参加してまいりました。統括部長様より2024年の景気動向についての講演がありまして、アフターコロナの回復はサービス業と建設業が先行し、他の業種はまだまだ回復途上にあるとのことですが、2024年度の景気見通しに関する企業の意識調査では「景気上向き予想」の企業が前年度から拡大しているとのことでありました。

今後全業種の景気が上向く事を切に願っております。

約束手形の決済、60日に短縮へ

先日の新聞にて、政府が取引の後払いに使用する約束手形の運用を約60年振りに改めるそうです。

結論から言うと、決済期限を従来の原則120日→60日に厳格化する下請法の運用見直しとのようですが、、、

上場企業で資金的に余裕がある企業は既に60日サイトの手形になっているケースも見られますが、中小企業ならどうなるのだろうかと考えるばかりです。

資金繰りに余裕のない企業がルールを守ろうと60日手形を発行する、でも実は余裕がないから従来の末締め翌月末の120日手形を15日締め翌々末の60日手形など抜け道を探そうと必死になるんじゃないかと考えます。受け取る方も、早く手形をもらった方が手形割引できるし、選択肢が広がるはずなのに、締めてから回収までの期間が長ければ逆効果のような気もします。

あくまでも資金的弱者である中小零細企業を助ける施策になることを願うばかりです。

でんさいの普及率について

政府、産業界、金融界では2026年の約束手形の利用廃止に向けた取組を行っていますが、当社の紙の手形とでんさいの割引残高を比較したところ以下の結果となりました。

・22年2月1日  手形91.1% でんさい8.9%

・23年2月1日  手形85.3% でんさい14.7%

・24年2月1日  手形76.1% でんさい23.9%

でんさいの割合が3割以下で利用廃止まで残り2年となりましたが、まだまだ紙の手形が多い印象です。

でんさいでお困りの方は当社でんさいサイトをご覧ください。https://www.densai.biz/

ごあいさつ

この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
被災された皆様の安全と被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。

日本貸金業協会の新会長様が当社へご来社されました

倉中新会長様が当社へご来社頂き、最近の金融情勢や業界の状況について意見交換をさせて頂きました。

事業者向け金融においてはコロナ融資の返済が始まり、同時に経済活動も活発となり全国的に資金需要が増えてきているとお伝えいたしました。

協会では、貸金業者以外での債務が増えている状況を鑑み、他業種への注意喚起と協力を積極的に行っているとの事でした。

当社から債務者の相談窓口として協会のLINE公式アカウントを作られる事をご提案させて頂きました。

当社も一事業者ではありますが、業界や資金需要者様のお役に立てるよう努力してまいります。

紙の手形を分けてもらうこともあり

この前お申込み頂きましたお客様ですが、紙の手形1枚400万円を割引したいとのお申込みがありました。資金繰りとしては200万円必要であり、本音としては余分な利息を払わなければならないので200万円の手形だったら良かったのにということでした。

でんさいでしたら必要な金額だけ分割して割引も出来ますが・・・

お客様には振出先の会社によっては事前に(例100万円×4枚)分割を希望すれば対応してもらえる場合もありますとのアドバイスをさせて頂きました。

 

 

 

社内情報システムに約50万社の企業情報を保有・随時更新。半世紀以上の業歴と豊富なノウハウでお客様の手形割引にお応えいたします。