手形割引の日栄倉庫株式会社

トピックス『信用あっての手形取引』

数年前のある信用調査会社の記事をご紹介します。
~企業の間で手形を現金取引に切り替える動きが徐々に増え始めている。 手形の管理費用もいらず、不渡りをつかむ危険もない。「相手のサービスもよくなるし、会社の信用度も上がる」と良いことずくめらしい。 確かに倒産や廃業がこれだけ増え、景気の先行きも不透明とあっては信用リスクを減らしたい気持ちはやむを得まい。 現金で決済すれば身の丈以上の取引は難しく、堅実な経営が可能になる。 「できることならウチもそうしたい」 世の中の経営者は誰しもそう思っているのではないか。
 とはいえ、手形や掛売りは銀行からの融資が難しい中小零細企業には、資金借り入れと同じ効果がある。 多くの企業は長い取引で培った信頼をてこに事業を発展させてきた。 取引先が相手を選ばす手形の受け取りを拒めばどうなるか。 資金繰りがひっ迫すれば多くの中小零細企業は設備更新もままならず、生産性の改善や新しい事業への進出、先端的な分野への挑戦も難しくなるだろう。 結果として産業のすそ野を弱めかねない。
 特に銀行が貸し出しを減らす中では企業間信用が一気に収縮する危険性がある。 「勘定合って銭足らず」の経営も困りものだが、不況克服への底流で不況加速への意図せざる事態が進んでいることにもっと注意を払う必要がある。 ~

(当社のコメント) 現金だけの商売では、限界があります。 よく経営指南本に「手形取引をやめて、現金取引にしなさい」など書いてありますが、それは実際の経営をした事がない人が書いた理想論。 手形取引あって信用拡大です。でも慎重に!

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